ギラン・バレー症候群へのアロマテラピー

2009年8月上旬にこの世を去られた女優、大原麗子さん。
あんなに綺麗だったら人生どんだけ幸せなんだろう。。って思いますが、大原麗子さんは『ギラン・バレー症候群』という難病に苦しめられていたそうです。。
大原麗子さん以外にも安岡力也さんや中村うさぎさんなど著名人がこの病を患ったことで、現在ではこの病名が割と広く知られているようです。

さてこのギラン・バレー症候群とはどんな病気なのでしょう?

ギラン・バレー症候群とは

●症状
筋肉を動かす運動神経が侵され、手や足に力が入らなくなる病気です。症状の重さには個人差があるようですが、歩行困難となったり、顔面麻痺、自発呼吸が困難になったりすることも多いようです。しばしば知覚神経も侵され、手足の痺(しび)れを伴うようです。
●発症の引き金
ギラン・バレー症候群の引き金は様々で、現在でもはっきり解明はなされていないようです。ただギラン・バレー症候群を発症した方の7~8割で下記のような共通点があるそうです。
それは『ギラン・バレーを発症する1~3週間ほど前に、細菌やウィルスによる感染症。。具体的には風邪や咽頭炎あるいは下痢を伴う胃腸炎などを患っている』ということ。

人体では細菌やウィルスなどの異物(抗原)が侵入してくるとそれを排除しようと免疫システムが稼働します。
特定の抗原を攻撃するための抗体を作って、やっつけるのです。
(所謂ワクチンはこの免疫システムを活用して出来ています。たとえば麻疹のワクチンだったりすると弱毒化した麻疹ウィルスを投与することで、免疫システムが活性化して麻疹ウィルスへの抗体を作っちゃうわけです。そうすれば実際に外界から麻疹ウィルスが侵入してきた時はすでに麻疹ウィルスへの抗体があるから、麻疹ウィルスに負けない=感染を防ぐことが出来る。。という訳です)
免疫システムが正常に機能し、抗体が“侵入してきた特定の抗原”だけを攻撃すれば問題はないのですが、抗体にも間違いが起こることがある。。💦
“抗原と分子構成が似ている自分自身の末梢神経”を、誤って(抗原と勘違いして)攻撃してしまう、更にその誤った抗体を産生し続けてしまうことが稀に起こり、ギラン・バレー症候群はこういった所謂“おっちょこちょい抗体のミス”によって発症すると言えるようです。
このようにギランバレー症候群とは、抗体が誤って自分の末梢神経を攻撃し続けることによって生じる=免疫システムの異常によって起こることから『自己免疫疾患』の一種とされており、難病に指定されています。
(またギラン・バレー症候群との関連があるウィルス・細菌としてはカンピロバクター、サイト・メガロウイルスなどが確認されているようです。これらは食中毒や風邪などに見られるごく一般的なウイルスであり、特別なものではないそうです。そしてこのような細菌やウイルスの感染には多くの人がさらされおり、ほとんどの人は免疫システムが正常に働いています。それなのになぜごく一部の人だけにギラン・バレー症候群が発生するかは現時点では医学的には解明できていません。。。)
ただ過度の疲労やストレスがたまり、自己免疫力が極度に低下している時に、稀に生じるのではないかとする見解があります。

●男女差、発症率
10万人に1~2人が発症するという稀な病気です。
発症に関して男女比は男:女=3:2
全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどを代表とする自己免疫疾患では、男女比で見ると女性が男性の2~10倍と圧倒的に女性の発症比率が高い中でギラン・バレー症候群の発症者については男性比率が高いことが個人的にはとても気になります。。

ギラン・バレー症候群の治療
ギラン・バレー症候群に対して、次のような治療が行われます。
末梢神経の損傷が軽く、進行もしていかない場合は経過観察&安静で回復に向かうそうです。
ただ末梢神経の損傷が進行していく場合は、以下のような治療を早急に行う必要があるそうです。
①血漿交換療法
人工透析のように、患者から血液を取り出し、抗体のある血漿を除去し、輸血用の血漿を入れて、再び血管に戻す治療。
②ガンマ・グロブリン
ガンマ・グロブリンは、献血など他の人の血液からとった抗体を集めた無色透明の液体で、血液製剤の一種です。このガンマ・グロブリンを静脈に大量に点滴するという治療。
※副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイドは有効な抗炎症薬ですが、最近の臨床試験で副腎皮質ステロイドはギラン・バレー症候群に関してはほとんど効果が認められなく、むしろ疾患を悪化する懸念が出てきたそうです。このため、通常はギランバレー症候群の治療には使用されなくなりました←個人的には抗炎症薬として有名な副腎皮質ステロイドで効果が認められない、むしろ悪化される懸念もあるという部分が気になります。

ギラン・バレー症候群を発症した有名人
次にギラン・バレー症候群を発症したことのある有名人を検索してみました。
大原優子さん、安岡力也さん、中村うさぎさん、鴨下信一さん(演出家)、佐藤寿人さん(プロサッカー選手)、鈴木麿(ミュージシャン)、川口順子さん(元外務大臣)、フランクリン・ルーズベルトさん(元米大統領)etc…
ちょっと検索しただけなんですが、予想以上に多くの有名人の名前が挙がってきました。ギラン・バレー症候群って10万人に1~2人程度が発症するという非常に稀な疾患なのに、有名人にでこの病を発症された方がこんなにもいらっしゃる。。メディアにも露出するような有名人と言えば、『忙しい、休みは盆と正月だけ。。滅多に休日が取れない』というイメージがあります。つまり休みがない、しっかり身体を休息・修復することが難しい状況にある方はギラン・バレー症候群を発症しやすいかもしれないんじゃ??と思ってしまった私は単純でしょうか💦

サードメディスン的に予測するギラン・バレー症候群を発症するリスクが高そうな人

現在、その予防策はないと言われているギラン・バレー症候群ですが、上記の事柄を材料にサードメディスン理論で予測を立てると『ギラン・バレー症候群を発症するリスクが高そう人』&その対策が浮かび上がってきました!
★思考傾向としては。。
●ぼーっとするのが苦手
●休み方がよく分からない、休んでいると不安を感じる、休むことに罪悪感を感じてしまいがち
●人の言うことを聞き入れない(休んだ方が良いよって言われても、突っ走っちゃう。。)
★身体的には。。
●体が硬い、特に背中が張りやすい
●傷の治りが悪い
行動傾向では
●のんびりするのが苦手
●夏でもホットの飲料を飲む(冷たい水は飲まない)
●休日が少ないor休日でも予定をぎっしり入れちゃう。。

というようなタイプがギラン・バレー症候群を発症しやすい傾向にあるのではないか。。。と予測します。

アロマテラピーでの対策

では将来のリスクを予防するために!お勧めのアロマレシピです。
〇ペパーミント…5滴
〇レモングラス…10滴
〇ユーカリレモン…5滴
以上を15g(大匙1杯)の重曹に加えてよく混ぜ、浴槽に投入。
●使用方法●
18時以降に38度程度のぬるめのお湯でゆっくりと半身浴。体を緩ませ、しっかり休息をとりましょう
またポイントは入浴後しっかりと水分補給をすること。おすすめは冷たいお水やレモン入りドリンク!
その日の疲れはその日のうちに取り去りましょう。。

またギラン・バレー症候群ではしばしば筋肉自体の痛みや筋痙攣を伴うようです。
もし、今ギランバレー症候群を患っており、痛みに苦しんでおり、アロマテラピーで対策をしたいとかんがえていらっしゃる方がいれば、お勧めの鎮痛アロマレシピは。。
〇レモングラス…15滴
〇ユーカリレモン…15滴
〇ヘリクリサム…5滴
〇ペパーミント…5滴
以上を8mlのキャリアオイルに希釈。
〇使用方法〇
18~24時みぞおちに5~6滴、塗布します。

(※アロマテラピーは自己責任の下、実施下さい。本ブログに掲載したレシピによるあらゆるトラブルに関しましても、執筆者は一切責任を負いかねますことをご了承願います)

サードメディスンは精油の香りに対する人の反応から、その時の状態・性格傾向やなりやすい病気まで予測・検討する理論です。これまでは解析不能と考えられていたことでも、サードメディスン理論を使えば予測が立てられることも!

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